就職活動をする大学3年生や大学院1年生の方 にとって、「どうすれば内定を取れるのか?」は、非常に気になる悩みではないでしょうか!
「業界」でなく「職種」を見よう!
自分が属する業界も大事なのですが、それ以上に職種を理解することは重要です。なぜなら、
入社後のマッチングの度合いは、「業界」よりも「職種」に大きく影響されるからです。
例えば「製造業」という業界を志望している人がいるとしましょう。イメージ的には「設計職」や「製造職」に配属されるケースが多いと思いますが、「営業職」や「事務職」といったポジションに配属される可能性も十分ありえます。
また大手で新卒の場合、採用枠が「総合職」となっている場合が殆どです。入社後に希望している「職種」を、自分の特徴や魅力を交えてアピールできる人の方が、採用企業としては入社後のマッチング度合いや、配属先を考慮する上で採用したい、と考える傾向があります。
就活ノウハウや敬語を重要視
ネットから入手した、「実際には選考結果にほとんど影響がない」就活ノウハウを重要視しすぎてしまって、もっと注力すべき面接の回答内容や、会話に意識が云っていない場合です。
例えば 敬語の使いすぎ・・・。
もちろん敬語が使えることはよいことです。接客販売職のように「きれいな敬語が話せる」ことが、そのまま業務スキルとして評価される職種であれば、効果的だと思います。しかし、敬語に関して「特に気にしない」、もしくは「かしこまりすぎて、むしろ話しづらい」と思われるケースでは、逆効果となる可能性もあります。
ハードルを上げすぎている
採用企業はエントリーしてきた多くの求職者を選考で評価し、評価ポイントの高い順に上から採用していきます。つまり、採用されるためには数多くの求職者の中で採用ハードル(採用枠数が100名の場合は、補欠枠を入れてもだいたい120位以上)よりも、高い評価をもらう必要があります。
企業はもちろん人柄や経験も考慮しますが、書類選考では余程光るものがない限りは、「学歴」を重視するのが現実です。つまり、自分の「学歴」をはじめとしたエントリーシートに記載している「エピソード(経験、能力)」に魅力を感じてもらえないと、書類選考すら通過しません。
面接においても、同程度の評価が高い学生同士であれば、学歴が高い方を採用するというのが実例です。
事前に準備をしすぎてイレギュラーな質問に対応できない!
事前に準備した回答をセリフのように話しているため、不自然になってします。
もちろん、事前に想定質問を洗い出して、回答を準備することは重要です。ただ、それを文章として丸暗記してしまうと、本番で緊張しすぎてしまった際にセリフが飛んでしまい、うまく話せないことがあります。
セリフを丸暗記したことがある方はわかると思いますが、セリフはちょっとした言葉が抜けただけで、文章が成立しなくなることがあります。また、少しイレギュラーな質問をされた際に、「何を知りたいんだろう…」と、必要以上に勘ぐってしまって沈黙したり、準備していないために動揺してしまったりということもあります。
「好き」 「楽しい」 の一点張り
就活本によく書いてある、「好きなことを仕事に」という文言を参考にするのはよいのですが、
ただただ感情的な理由ばかりで勢いはあっても深みがない、感情的な理由ばかりの志望動機だと、採用担当者は「もし好きじゃなくなったら仕事を辞めちゃうんじゃないの?」と、仕事がつらくなった際やうまくいかなくなった際に、仕事を続ける理由がなくなるのではないか、と不安に思ってしまいます。
「好き」という感情だけで志望動機を話すことはおすすめできません。
では、どうすれば「内定を取れる人」になれるのか?
1.求人を「業界」で見るのではなく、「職種」を見てリサーチする!
⇒志望職種を決めて、その職種分析を行う
自己分析結果を元に、志望する「業界」のどんな仕事?企画の仕事がしたいのか、営業の仕事がしたいのか、モノづくりの仕事がしたいのかといった、志望する「職種」を決め、職種ごとの「求められる役割」、「評価基準」、「向き不向きな性格」、「その仕事をすることで享受できるメリット」を調べます。
この過程をたどると、自然と業務内容もある程度理解できますし、入社後の目標に関しても、説得力のある内容で説明できます。
2、マニュアルや敬語を 過度に気にしない
金融業界や接客業といった、ビジネスマナーを重視する業種・業界以外では、「あえて気にしない」
面接が苦手な人というのは、面接を必要以上に意識しすぎてしまい、通常のコミュニケーションが取れていません。特に敬語のような使い慣れない言葉を使おうとすると、そればかりに気を取られてしまい、肝心の内容が相手に伝わりません。
あなたが面接官だったら、「敬語を使っているけど内容がよくわからない人」と「敬語はそんなに使えていないけど内容がわかる人」だったら、どちらの印象がよいでしょうか?
3、志望動機が「楽しい」「好き」の一点張りでなく
「その仕事をすることで享受できるメリット」を志望動機に盛り込む。
企業が若手人材を採用する際、最も恐れているのは、入社後にすぐ辞めてしまうことです。
せっかく採用活動に手間や時間を掛けても、すぐに辞められては全くの無駄になってしまうからです。感情などでも変わらない理由を、志望動機に盛り込みましょう。
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